こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。
ここでお書きになっている「軸」というのは、プロットされた語のx・yの値を 見るための、目盛りがついた直線のことかと思います。KH Coderが作成するプ ロットの場合、そうした軸はプロットの左側および下側に表示されています。
したがって、必要なものはすでに表示されていると思うのですが、おそらく当 該のご指摘の主旨は、「原点(0, 0)を通る軸を表示しましょう」ということ かと思います。この形であれば、原点がどこかが分かりやすいという利点があ ります。一方で、プロットしている語と軸が重なって見づらくなってしまう場 合もありますので、KH Coderでは現在の形を採用しています。
■対応A プロットを修正せずに、「すでに左側および下部に軸を表示しています。また、 原点を通る軸を描くと、プロットしている語と軸が重なって見づらくなってし まいます」と反論することも不可能ではないでしょう。しかし、せっかくのご 指摘≒ご厚意ですし、この対応はお勧めできません。
■対応B 添付画像のBのように、(1)4角の枠囲みをなくすことで、左側および下部に軸 があることを強調し、さらに(2)原点の位置を示す十字型のマーカー(?)を追加 します。これならば、プロットした語と軸が重なって見づらくなることがなく、 原点の位置もはっきりします。
これを行うための手順は以下の通りです。
(1) 以下のスライドの4ページ目まで進めます。 http://www.slideshare.net/khcoder/r1kh-coder
(2) Rで以下のコマンドを実行します。 > par(mai=c(0,0,0,0), mar=c(4,4,1,1), omi=c(0,0,0,0), oma =c(0,0,0,0) )
(3) 保存した*.rファイルをテキストエディタで開き、「plot(」を検索します。 そしてplot()関数のカッコ内に「bty="l"」というオプションを追加して、上 書き保存します。
(4) スライドの5ページ目の手順で、保存した*.rファイルを実行します。
(5) 原点のマーカーを入れるために、以下のコマンドをRで実行します。 > segments(0, -0.25, 0, 0.25, col="red") > segments(-0.25, 0, 0.25, 0, col="red")
(6) プロット上で右クリックをして、プロットをコピーまたは保存します。Wo rdに貼り付けるならmetafile、LaTeXならpostscriptを選ぶと良いでしょう。
■対応C 添付画像のCのように、原点を通る軸を描きます。指摘をそのまま受け入れる という形ですね。
これを行うための手順は以下の通りです。
(1) 以下のスライドの4ページ目まで進めます。 http://www.slideshare.net/khcoder/r1kh-coder
(2) Rで以下のコマンドを実行します。 > par(mai=c(0,0,0,0), mar=c(1,1,1,1), omi=c(0,0,0,0), oma =c(0,0,0,0) )
(3) 保存した*.rファイルをテキストエディタで開き、「plot(」を検索します。 そしてplot()関数のカッコ内に「axes="F"」というオプションを追加して、上 書き保存します。
(4) スライドの5ページ目の手順で、保存した*.rファイルを実行します。
(5) 軸を追加するために、以下のコマンドをRで実行します。 > axis(side=1, pos=0, at=c(-10:-1,1:10)) > axis(side=2, pos=0, at=c(-10:-1,1:10))
(6) プロット上で右クリックをして、プロットをコピーまたは保存します。Wo rdに貼り付けるならmetafile、LaTeXならpostscriptを選ぶと良いでしょう。
もし私だったら、個人的な好みではBですが、状況によってはCにするかもしれ ません。以上、ご参考にしていただける部分がありましたら幸いです。
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