樋口先生
お世話になっております、関口です。
返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
ご教示頂きました手法にて、文書数が500近いデータについても問題なく
デンドログラムを表示させることができました。期待通り、当該デンドロ
グラムは有用なものでした。ありがとうございます。
「Gephi」については久しく触っておりませんでしたので、久しぶりに
操作してみましたが、私の個人的感触ではCytoscapeの方が使い勝手が
良さそうに感じました(もちろん、慣れの問題が大きいと思います)。
Cytoscapeに関しては下記のような文献が存在しており、操作方法が
勉強しやすかったことも好要因です。
(1) 今津,均, "Cytoscapeによる特許情報のネットワーク解析とビジュアル化",
情報管理, 2011, 54(8), 463-475
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.54.463
(2) 桐山, 勉, "特許情報検索と解析の将来展望 ‐マクロ分析とセミミクロ解析
とコア解析の連携分析(Cytoscape活用)‐", Japio year book, 2013, 2013, 164-169
http://www.japio.or.jp/00yearbook/files/2013book/13_2_01.pdf
Cytoscapeは各ノードの属性(attribute)テーブルが直感的にインポートでき、
インポートした属性データの一部を用いて、ノードを右クリックして外部DB
へのリンク先にジャンプさせられる点も高く評価しております。
(上記文献(1)の「6.外部DBへのリンク作成」をご参照下さい)
話は飛びますが、近年、KH Coderを知財情報解析に利用した事例も見受けられます。
例えば、以下の報告書のp84 - p91では、KH Coderを用いて多次元尺度構成法
及び共起ネットワークによる可視化を行っております。
http://www.inpit.go.jp/blob/katsuyo/pdf/shiryo/chizaijouhou2010.pdf
また、マイナーな業界誌ではありますが、以下の論文のp1587 - p1592に
おいてもKH Coderを用いた解析事例の詳細が記載されています。
・知的財産情報検索委員会第2小委員会, "キーワードの選定にテキストマイニング
を活用した特許検索手法の提案", 知財管理, 2012, 62(11), 1583-1597
『KH Coderを用いた研究事例』には記載されていなかったようですので
(私の探し方がまずいだけかもしれませんが……)、この機会にコメント
させて頂きます。
長文失礼致しました。
ご参考までに。