こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。
個人的には、共起ネットワークのコミュニティ検出(グループ分け)は、どん
なトピック・テーマがあるのかを読み取るための、補助的なものと考えていま
す。それに加えて、コミュニティの数が減る理由としても、複数の理由があり
うるのではないかと思います。ですから「コミュニティ数が減ったから○○」
と解釈するよりも、ネットワークの様子・内容を見ながら解釈することがお勧
めです。
年齢が上がるごとにコミュニティの数が減るのはなぜでしょう?
a) 低年齢ではあれこれ見られるトピックが、高年齢では見られなくなるのでし
ょうか?
この場合は、トピックごとにコードを作成すれば、「コーディング」「クロス
集計」コマンドで年齢によるトピックの変化を読み取れるでしょう。(全年齢
の発言・回答を含むファイルの分析)
b) 年齢が上がると、皆が、小数のトピックについてしか発言・回答しなくなる
のでしょうか?
この場合は「コーディング」「単純集計」画面で、年齢が上がると、小数のコー
ドでも「#コード無し」の割合が低くなる様子を示せば良いかもしれません。
(年齢ごとにデータファイルを作成しての分析)
c) あれこれのトピックが高年齢になっても存在するけれど、各トピックがお互い
に共起する(つながる)ようになるから、複数コミュニティに分かれないのでしょ
うか?
こうした場合は、コードの共起ネットワークを年齢ごとに作成すれば、データの
様子を掴めるでしょう。
(年齢ごとにデータファイルを作成しての分析)
川端先生の「真如園における霊位向上」では、c)のような様子が綺麗に描かれて
います。
http://keisya.hus.osaka-u.ac.jp/kawabata/2/HiTei213.pdf
なお、今回の問題について役立つかどうか確信を持てませんが、コミュニティ
検出のようなネットワーク分析については、鈴木努先生のネットワーク分析
第2版が日本語では一番詳しいのではないかと思います。
https://amzn.to/2tAOIXU