こんにちは、樋口です。
こちらのスレッドでのやり取りについてですね:
http://khcoder.info/cgi-bin/bbs_khn/khcf.cgi?no=698&mode=allread
主成分分析や因子分析と同じように、対応分析でも、寄与率の高い成分/因子
だけを取り出してプロットするのが本来の形でしょう。したがって2値変数の
場合、本来は成分を1つだけ取り出すと良いかと思います。
ただ、KH Coderのデフォルト設定ではx軸に1つ目の成分、y軸に2つ目の成分を
プロットします。そのためデフォルト設定のまま2値変数を使うと、そうした
本来の形から逸脱してしまいます。これを強いて修正するのであれば、「プロ
ットする成分」の「Y軸」欄に「1」と入力して分析を実行すれば、お書きいた
だいたような直線状のプロットが得られます。
ちなみにKH Coderのデフォルト設定では、最初の2つの成分であれば、寄与率
がそれなりに高いだろうと想定しているわけです。2値変数ではそれがあては
まらないわけで、2値変数の使用はKH Coderの想定外ということになります。
もちろん、想定外というのは、あくまでデフォルト設定についてのことであっ
て、上記のように設定を修正していただけば良いのですが…。
なお、寄与率0の成分とは何かとか、なぜそれが一定の値にならないのかとい
ったことについては、対応分析についての参考書をご参照ください。