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  [No.1040] 関連語検索−共起ネットワーク 投稿者:袋井  投稿日:2012/08/25(Sat) 17:48:21

樋口先生さま

お世話になります、袋井と申します。

教えていただきたいことがございます。

私のデータ、グラフ作成条件に起因するのかもしれませんが、
以下のメッセージが繰り返しコンソールに表示されて、共起ネットワークが作図されないことが時々あります。

 Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Sleep and Retry!
 Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Retry:


(1)
このメッセージの意味はどのようなものでしょうか?


(2)
気長に待っていれば、そのうちグラフは作成されるのでしょうか?


(3)
万が一、グラフが作成されなくても、
グラフ作成計算で使用した、語−文書(または、文書−語)の行列がどこかにファイル保存されていれば、Rguiで計算できる道があります。

特に、関連語検索−共起ネットワークでは、その必要性を強く感じます。

どこかにファイル保存されているのでしょうか?

今後のバージョンアップで、上記ファイル保存機能の追加をご検討いただけたら助かります。

よろしくお願いします。


  [No.1041] Re: Rを用いた多変量解析の結果が出ない場合 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/08/25(Sat) 18:36:29

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

> (1) このメッセージの意味はどのようなものでしょうか?

「Rにコマンドを送って、Rの実行を待っています」というようなところです。
しかし、Rとのコミュニケーションに失敗して、Rの出力を読み取れず、単に固
まっているという場合もあります。

> (2) 気長に待っていれば、そのうちグラフは作成されるのでしょうか?

タスクマネージャーの「プロセス」タブで、rterm.exe(R)のCPU使用率を確認
してください。rterm.exeがコア1つ占有している状態であれば、例えばQuad
CoreのCPUでは25%であれば、Rは計算中です。この場合は気長に待っていれば、
グラフが作成される可能性が高いです。

しかし、rterm.exe(R)がCPUを使っていない場合は、Rとのコミュニケーション
に失敗して固まっていると考えられます。この場合は残念ながら、いくら待って
いても駄目でしょう。

> (3) 途中経過の「*.r」ファイル

分析対象ファイルと同じ場所に「coder_data」というフォルダがあると思います。
この中身を一度すべて削除して下さい。※この操作は絶対に必要な操作ではあり
ませんが、これを行っていただいた方が分かりやすいと思います。

そして、KH Coderをいったん終了します。KH Coderをインストールした場所の
「config」フォルダ内にある、「coder.ini」ファイルを開き、「r_plot_debug 0」
という箇所の「0」を「1」に変更して上書き保存してください。※「coder.ini」
はメモ帳等のテキストエディタで開くことができます。

以上の手順によって、Rに送られるプロット・コマンドがすべて「coder_data」
内に保存されるようになります。関連語探索から作成する共起ネットワークの場合
「分析対象ファイル名_selected_netgraph_1.r」というファイルが、「coder_data」
フォルダに保存されると思います。

Rとのコミュニケーションに失敗した場合も、上記の「*.r」ファイルをお使いいた
だけば、なんとか分析を行えようかと思います。

以上、お試しいただけましたら幸いです。

なお、Rとのコミュニケーションに失敗する場合がある問題については、なかなか
原因や発生条件を特定できずにいます。利用して下さる方にもご迷惑をおかけして
恐縮です。


  [No.1042] Re: Rを用いた多変量解析の結果が出ない場合 投稿者:袋井  投稿日:2012/08/26(Sun) 07:47:19

樋口先生さま

お世話になります、袋井と申します。

ご丁寧にご説明してくださいましたので、よく分かりました。

とてもとても助かりました。

御礼を申し上げます。