こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。
いえいえ、初歩的なご質問は大歓迎です。
> 共起ネットワークの語彙がどのような文脈で使用されているのか知りたい
この場合には、「KWICコンコーダンス」コマンドを使って検索していただくの
がもっともお勧めです。検索結果が多くて目で見るのが難しい場合、「KWICコ
ンコーダンス」画面の右下にある「集計」ボタンをクリックし、コロケーショ
ン統計を見るのも良いでしょう。検索した語の前後に、どんな語が多く出てき
ていたのかを見ることができます。
> 文脈ベクトル
これは目で見るためのものというより、クラスター分析・MDS・共起ネットワ
ーク・自己組織化マップなどに利用するためのものです。
マニュアルの図50を横に見ていきますと、「先生」が出現する文書には、平均
して「先生」が1.062回、「奥さん」が0.107回、「自分」が0.018回出現して
いたことが分かります。「奥さん」が出現する文書には、「先生」が0.160回、
「奥さん」が1.016回、「自分」が0.126回ですね。
この表を使えば、こうした「『先生』『奥さん』が他にどんな語と一緒に使わ
れていたのか」という情報をもとに、『先生』『奥さん』 etc.のクラスタリ
ング等を行うことができます。