KH Coder,とある研究で本格的に使わせていただくことになりました。
みんなでじっくり触りながら,ソフトの長所,作者の先生のお考えなどがわかるようになってきました。
誤解であればご指摘いただきたいのですが,実際のインタビューデータの逐語録を使っていて困るのは,表記揺れに関することです。
表記揺れはかつてのこちらのスレッドで,プラグインコードを提供してくださっていますので,それを使って対応しています。
が,本来はコーディングして使うべきところを表記揺れとして取り込まざるを得ないシーンがあります。
例えば,カテゴリーとしては「お祭り」なのですが,会話の中では様々な表現がされているというときに,コーディングでその揺れを吸収すると,コーディングワードと他のキーワード,外部変数との対応とが同じレベルでできないからです。
サンプルのような,同じ著者による表現であれば揺れはある程度少ないでしょうし,あるいは表現揺れに意味があるところと思います。
ところが複数人の会話データいなると,表記揺れの吸収=カテゴライズすることになってしまって,それをperlのコードレベルでやるのは少し不便に感じます。
KH Coderは使ってみて本当に便利なソフトウェアだと思いました。
本件はKH Coderの長所をスポイルするものではないでしょう。
こちらの誤解,誤用がありましたらご指摘ください。
今後ともよろしくお願いいたします。