初めてKHCorderを利用させて頂いております。基本的な質問で申し訳ございません。現在、自由回答記述をコーディングしたデータ(01(ゼロイチ)のデータ)を所持しております。このデータを用いて共起ネットワーク分析を行いたいのですが(Rのネットワーク分析のイメージです)、そのやり方についてお教え頂けないでしょうか。そもそもテキストを読み込まるところからスタートしないといけないのでしょうか。その場合、再度コーディングを行う必要があるかと思い、可能であれば上記データを利用したいと考えております。よろしくお願い申し上げます。
こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。方法は2つ考えられると思います。1つはお手持ちのデータ(0/1のコーディング結果)を直接Rに入力して、Rコマンドを実行することで、共起ネットワークを作成するという方法です。下記の書籍がご参考になるかもしれません。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4320019288/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4320019288&linkCode=as2&tag=khcoder-22次にKH Coderを利用する場合は、テキストを読み込まるところからスタートというのが、通常の形です。しかし今回の場合には、テキストを読み込ませてから、お手持ちのコーディング結果を「外部変数」としてKH Coderに読み込ませることが可能です。そしてKH Coder上で、外部変数を使ったコーディングルールを作成すれば、お手持ちのコーディング結果を、KH Coder上でもコードとして扱うことができます。そうすれば、あとはコードの共起ネットワークをKH Coderで作成できるでしょう。
早速にご回答賜りありがとうございます。下記について質問させてください。テキストを読みこませた上で、外部変数として1行目に性別および複数の概念名を記載したデータを読み込ませております。「外部変数を使ったコーディングルールを作成」とありますが、マニュアルのP20を参考にすればよろしいのでしょうか。その場合、1からコーディングルールを作成する場合と同様の対応のように思わるのですが違いますでしょうか。またコーディングされたコードを用いて共起ネットワーク分析をする際に外部データの複数の項目(例えば性別と年代)とともに分析することは可能なのでしょうか。※今回最も試したいことは、外部データの概念間の共起ネットワークになります。ご回答賜ります様よろしくお願い致します。
こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。> テキストを読みこませた上で、外部変数として1行目に性別および複数の> 概念名を記載したデータを読み込ませております。「1行目」というのは、「1列目」ということでしょうか?ともあれ、お手持ちのデータ(0/1のコーディング結果)を、KH Coder上で利用するためには、1つのコードについて1つの列を使用してください。1行目に変数名として「コードA」のように入力します。そして2行目からは、回答にコードが付与されていれば「1」、付与されていなければ「0」のように入力します。添付画像を参考になさって下さい。KH Coderのメニューから「新規」「プロジェクト」をクリックして、添付画像のようなExcelファイルを分析対象ファイルとして選択します。この際には、「分析とする列」として(添付画像の例の場合には)「自由回答」を選択するよう注意してください。そして、以下のようなコーディングルール・ファイルを作成します。----------------------------------------------------------------------*A<>コードA-->1*B<>コードB-->1*C<>コードC-->1----------------------------------------------------------------------これは「<>外部変数名-->値」という指定方法です。これによって、「コードA」という外部変数の値が「1」のとき、そのデータには「*A」というコードが与えられます。こうした形で、1からコーディングルールを作成するのとは違って、お手持ちのデータ(0/1のコーディング結果)をKH Coder上に読み込むことができます。あとは、コード「*A」「*B」「*C」等の共起ネットワークを作成するだけです。
はじめまして、高岡と申します。手持ちのコーディング結果を、同様に> KH Coderのメニューから「新規」「プロジェクト」をクリックして、添付画像> のようなExcelファイルを分析対象ファイルとして選択します。この際には、> 「分析とする列」として(添付画像の例の場合には)「自由回答」を選択して読み込んだのですが、コーディング・単純集計を行ってみましたら、コード名に以下のようなコードまで読み込んだ数だけできてしまいました。*A<>コードA-->1*B<>コードB-->1:係るコード名の頻度は0となり、コーディング・対応分析を実行しようとしても、「出現数が0のコードは利用できません」と出て処理されません。何か、必要な設定が欠けているのでしょうか?お忙しい中、申し訳ございませんが、ご教示頂きたく、宜しくお願い申し上げます。> こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。> > > テキストを読みこませた上で、外部変数として1行目に性別および複数の> > 概念名を記載したデータを読み込ませております。> > 「1行目」というのは、「1列目」ということでしょうか?> > ともあれ、お手持ちのデータ(0/1のコーディング結果)を、KH Coder上で利> 用するためには、1つのコードについて1つの列を使用してください。1行目に> 変数名として「コードA」のように入力します。そして2行目からは、回答にコ> ードが付与されていれば「1」、付与されていなければ「0」のように入力しま> す。添付画像を参考になさって下さい。> > KH Coderのメニューから「新規」「プロジェクト」をクリックして、添付画像> のようなExcelファイルを分析対象ファイルとして選択します。この際には、> 「分析とする列」として(添付画像の例の場合には)「自由回答」を選択する> よう注意してください。> > そして、以下のようなコーディングルール・ファイルを作成します。> > ----------------------------------------------------------------------> *A> <>コードA-->1> > *B> <>コードB-->1> > *C> <>コードC-->1> ----------------------------------------------------------------------> > これは「<>外部変数名-->値」という指定方法です。これによって、「コードA> 」という外部変数の値が「1」のとき、そのデータには「*A」というコードが> 与えられます。こうした形で、1からコーディングルールを作成するのとは違> って、お手持ちのデータ(0/1のコーディング結果)をKH Coder上に読み込む> ことができます。> > あとは、コード「*A」「*B」「*C」等の共起ネットワークを作成するだけ> です。
こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。----------------------------------------------------------------------*A<>コードA-->1----------------------------------------------------------------------上記のような内容のコーディングルール・ファイルを作成したら、本来意図した「*A」という名前のコードではなくて、「*A<>コードA-->1」という名前のコードが読み込まれたということでしょうか?ひとまず、漱石「こころ」のチュートリアルをお試しください。チュートリアルに付属の「theme.txt」というコーディングルール・ファイルでは、正常にコーディングが行なわれますでしょうか?http://khc.sourceforge.net/kh_tuto.htmlもしチュートリアルを正常に実行できるようでしたら、コーディングルールを適切に作成すれば、問題は解決するものと思われます。この場合には、サクラエディタや秀丸のようなテキストエディタを使って、コーディングルール・ファイルを作成してみると良いでしょう。その際、改行コードをCR+LFに設定してください。(この段落はWindows上でKH Coderをご利用になっているという前提で書いています)
早々にご返信下さり、どうも有難うございます。チュートリアルに従いますと正常に実行できました。問題は、作成していたコーディングルールの改行にございました。お蔭さまで、無事取り込めております。取り急ぎ、御礼申し上げます。> こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。> > ----------------------------------------------------------------------> *A> <>コードA-->1> ----------------------------------------------------------------------> > 上記のような内容のコーディングルール・ファイルを作成したら、本来意図し> た「*A」という名前のコードではなくて、「*A<>コードA-->1」という名前> のコードが読み込まれたということでしょうか?> > > ひとまず、漱石「こころ」のチュートリアルをお試しください。チュートリア> ルに付属の「theme.txt」というコーディングルール・ファイルでは、正常に> コーディングが行なわれますでしょうか?> http://khc.sourceforge.net/kh_tuto.html> > もしチュートリアルを正常に実行できるようでしたら、コーディングルールを> 適切に作成すれば、問題は解決するものと思われます。この場合には、サクラ> エディタや秀丸のようなテキストエディタを使って、コーディングルール・> ファイルを作成してみると良いでしょう。その際、改行コードをCR+LFに設定し> てください。(この段落はWindows上でKH Coderをご利用になっているという前> 提で書いています)
こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。> またコーディングされたコードを用いて共起ネットワーク分析をする際に> 外部データの複数の項目(例えば性別と年代)とともに分析することは> 可能なのでしょうか。性別・年代のような複数の外部変数を利用しての分析ということですね。これは対応分析であれば、複数の外部変数にチェックを入れるだけで実行できます。たとえば、こういった結果になります。http://khc.sourceforge.net/screen_r/corresp_multi.pngただし共起ネットワークの場合には、少し工夫が必要です。考えられる1つの方法としては、性別や年代を1つの外部変数にまとめる方法があります。たとえば「20代女性」「20代男性」「30代女性」のような値を持つ1つの外部変数を作成します。つまり、性別と年代の両方の情報を含む外部変数を作成します。これを使って共起ネットワークを作成すれば、こうした形のネットワークを作成できます。※共起ネットワーク作成時には「語―外部変数・見出し」を選択します。http://khc.sourceforge.net/screen_r/net_var.pngこの図の「上_先生と私」「中_両親と私」などのかわりに、「20代女性」「20代男性」などが布置されることになります。もう1つの方法としては、次のようなコード群を作成して、他のコード「*A」「*B」「*C」等と一緒に共起ネットワークを作成することが考えられます。----------------------------------------------------------------------*男性<>性別-->男性*女性<>性別-->女性*20代<>年代-->20代*30代<>年代-->30代----------------------------------------------------------------------「性別」や「年代」といった外部変数を読み込んでいて、それらの値として「男性」「女性」や、「20代」「30代」などが入力されている前提です。こうすると、「*A」「*B」「*C」等と同じ扱いで「*男性」「*女性」「20代」などがネットワーク中に入ってきます。※共起ネットワーク作成時には「語―語」を選択します。
ご丁寧な回答を賜りありがとうございます。先ほど試みてみました。疑問はすべて解決しようです。ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。