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  [No.2971] クロス集計後の残差分析について 投稿者:NAGAI  投稿日:2017/05/01(Mon) 10:00:02
クロス集計後の残差分析について (画像サイズ: 762×429 28kB)

KHCoderにつきまして,いろいろと勉強させていただいております。

クロス集計をした後,有意差がでたため(添付ファイル)残差分析を行いたいと思っております。
SPSSへの出力を行ったのですがSPSSを立ち上げてもうまく分析に至りません。
具体的手続きについて,掲示板でも探してみたのですが,
うまく探すことができなかったため,新規で投稿させていただきました。
教えていただけますと幸いです。

また,コードごとの共起ネットワークの図を作成する際,
外部変数すべてをひとつの画面に出す図ではなく,外部変数ごとに
ひとつずつコードごとの共起ネットワークの図を作成するには,
どのようにすれば良いのかについても,合わせてお伺いできればと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。


  [No.2972] Re: クロス集計後の残差分析について 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2017/05/01(Mon) 18:35:41

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

> SPSSを立ち上げてもうまく分析に至りません。

KH Coderの「クロス集計」は、SPSSのクロス表の一部を取り出して並べた形
になっています。
http://khcoder.info/cgi-bin/bbs_khn/khcf.cgi?mode=fullsize&no=873

この形になっていることを把握していただければ、SPSSの操作も行いやすくな
るかと思うのですが、いかがでしょう。

あるいは、「分析に至らない」というのがどういう状態か、なぜ分析に至らな
いのか、もう少し詳しくお書きいただければ、もしかするとお役に立てるかも
しれません。

> また,コードごとの共起ネットワークの図を作成する際,
> 外部変数すべてをひとつの画面に出す図ではなく,外部変数ごとに
> ひとつずつコードごとの共起ネットワークの図を作成する

ここでお書きになっている「外部変数」というのは、「A群」「B群」「C群」
といった変数の値のことでしょうか?

すなわち、「A群」「B群」「C群」などがすべて同じ画面に表示される共起
ネットワークではなく、「A群」の回答のみで共起ネットワークを作成なさ
りたいということでしょうか。

そういう意味でしたら、2通りの方法が考えられます。

(1) 関連語検索の画面で「<>変数名-->A群」のように入力して検索を行い、
結果が表示されたら、画面右下の「共起ネット」ボタンをクリックする方法。

(2) A群の回答のみを別ファイルに取り出して、新たなプロジェクトとしてKH
Coderに登録し、共起ネットワークを作成する方法。


  [No.2974] Re: クロス集計後の残差分析について 投稿者:NAGAI  投稿日:2017/05/02(Tue) 08:36:36

樋口先生

早速の返信ありがとうございます。
1.A,B,C群のどこに有意差があるのかが分からないため,残差分析をしたいのですが,
 SPSSで出力したファイルを開くとファイルの指定をするような指示がでて,
 どのような手続きをしていけばいいのかがわからずつまづいてしまっています。
 A〜C群のどこに有意差がでたのか(A群とC群なのか,A群とB群なのか)は
 どのようにすれば分かるのでしょうか?

2.図について,ありがとうございます。
 (1)の方法で図を作成したところ,群ごとの抽出語の共起ネットワークを
 作成することができました。私が見た論文で,群ごとに,
 各コードの共起ネットワークを作成したものがあったので(各群ごとにおいて
 どのコード同士の結びつきが強いのかを検討したもの),それを
 確認したいと思っています。もしかすると,(2)の方法をされているのかもしれませんね。
 再度挑戦してみます。


  [No.2975] Re: クロス集計後の残差分析について 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2017/05/03(Wed) 00:02:47

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

> SPSSで出力したファイルを開くとファイルの指定をするような指示が

状況がはっきりとは分からないので、的外れになってしまうかもしれませんが、
KH Coderは、SPSSのシンタックス形式のファイルを出力します。このシンタッ
クスを開いていただいたら、シンタックス・ウィンドウのメニューから「実行」
「すべて」を選択する必要があります。

これで上手くいかなければ、いったんCSV形式で出力したものをSPSSから読み
込むと良いかもしれません。

その後のSPSSの操作については、原則的には、SPSSのヘルプや参考書をご参照
ください。クロス集計表の作成時に、「セル」のオプションから、「標準化」
残差にチェックを入れて、残差を見るのが一手かとは思います。

> コードの共起ネットワーク

あ、コードの共起ネットワークでした! (1)では語の共起ネットワークに
なりますので、(2)の方法しかこの場合は使えませんでした。失礼いたしま
した。


  [No.2977] Re: クロス集計後の残差分析について 投稿者:NAGAI  投稿日:2017/05/03(Wed) 13:46:29

樋口先生

お忙しいところ,ご回答いただきありがとうございました。
自分でもいろいろと試し,CSV形式で出力したものをSPSSに読み込むことで
KHCoderと同じクロス集計表を作成することができ,
残差分析についても理解することができました。
ありがとうございました!

また,共起ネットワークについても,
コードごとにする方法,承知いたしました。
コードごとに出す方法も検討しつつ,
外部変数を一緒にしたコードでの共起ネットワークでも,
最小スパニングツリーで見ることで特徴はつかめるのかなという気もしています。

色々と試しながら,進めていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。