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  [No.3101] 質的データと量的データの接合 投稿者:Kenichi.Z  投稿日:2017/08/14(Mon) 21:39:28

いつもKHCoderを使わせていただいております。
突然のお尋ねになり,申し訳ございません。

現在,量的な質問項目と自由記述を合わせた調査を実施しています。

自由記述につきましては,先生のKHCoderを使わせていただき,
頻出語,共起ネットワークからコーディングを行おうと考えております。
そこで,2点,ご質問がございます。

1コーディングルールを自分でつくり,回答者を1,
 非回答者を0と入力し,量的に聞いている質問項目との
 関連性を調べてみようと考えております。
 そのような場合,KH Coderでは,コーディングまでを行い,
 その後は,何らかの統計ソフトによる分析になるのでしょうか。
 具体的に今考えているのは,育児において誰からの
 どのようなサポートが有効であったか自由記述で聞き,
 それをコーディングして,回答者を1,非回答者を0として
 数値化し,数値で聞いている育児負担感(高群,低群)との
 関係を調べてみたいと思っております。
 相関あるいは,ロジスティック回帰を考えています。

2.計量テキスト分析のあり方として,上記1のような
 分析を行うことはよろしいでしょうか。
 先生の書かれた著書,論文および他者の論文から上記1に
 挙げたような分析も可能ではないかと思われるのですが,
 統計的にも正しいのかも含め,悩んでおります。

ここに挙げる質問ではないかもしれませんが,
ご指導いただければ幸いでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。








 


  [No.3102] Re: 質的データと量的データの接合 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2017/08/14(Mon) 23:25:04

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

>  そのような場合,KH Coderでは,コーディングまでを行い,
> その後は,何らかの統計ソフトによる分析になるのでしょうか。

はい、そうなります。「コーディング結果の出力」コマンドをお使いください。

「育児負担感」を外部変数としてKH Coderに読み込んでいれば、高群に多い言
葉、低群に多い言葉をKH Coder上で探索できます。あるいは、高群に多い共起
の組み合わせ/低群に多い組み合わせも探せるでしょう。対応分析、共起ネッ
トワーク、クロス集計などのKH Coderのコマンドをお使いいただけます。

ただ、それに加えて回帰分析となると、「コーディング結果の出力」を行なっ
て、別途の統計ソフトウェアをお使いいただくことになります。

> 2.計量テキスト分析のあり方として,上記1のような
>  分析を行うことはよろしいでしょうか。

はい、問題ないと思います。

自由回答の(アフター)コーディングを行なって、統計分析に用いるというの
は、とくに珍しい方法ではないかと思います。


  [No.3103] Re: 質的データと量的データの接合 投稿者:Kenichi.Z  投稿日:2017/08/14(Mon) 23:38:41

早速の返信をいただき,ありがとうございます。
大変心強いコメントをいただき,安心いたしました。

論文に掲載された際には,またご報告させていただきます。

お忙しいところ,ありがとうございました。