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  [No.3437] 対応分析のプロット位置について 投稿者:黒田  投稿日:2018/01/09(Tue) 23:00:30

樋口先生
いつもお世話になっております。対応分析のプロット位置についての
質問なのですが、最初のデータ(例えばABC)に追加分(DEF)を
入力するとABCの近くに布置される語句は変わらないものの、
プロットされる位置が大きく変わってしまうのは何故でしょうか?
対応分析に関する本を読んだところ、原点を中心にX軸Y軸の組み合わせで
4つに分類され、それぞれ上下、左右の布置される位置も重要なのではないかと理解しておりました。
それとも、KHCoderにおける成分1、成分2には何か特別な意味があるのでしょうか?
どうかご教授くださいますよう、お願い申し上げます。


  [No.3439] Re: 対応分析のプロット位置について 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2018/01/09(Tue) 23:16:24

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

実際のデータや分析結果を見せていただかないと、はっきりしたことは言えま
せんが、入力データが大きく変われば、分析の結果(位置)が大きく変わるの
は自然なことと思います。

またKHCoderにおける成分1、成分2は標準的な対応分析の結果そのもので、特
に変わったものではありません。


たとえば、リンゴ・パイナップル・ミカン・オレンジの4つを比べる場合なら、
ミカンとオレンジが似ていて他2つとは違う、というような分析結果になるこ
とが考えられます。

しかし、牛肉・豚肉・鶏肉・鴨肉などを分析に加えれば、フルーツ4つと肉4つ
の2グループに大きく分かれるというような分析結果になるでしょう。この場
合は、肉4つを加えることで、「位置が大きく変わってしまう」ことになるで
しょうし、それが自然なことと思います。


  [No.3441] Re: 対応分析のプロット位置について 投稿者:黒田  投稿日:2018/01/10(Wed) 20:11:25

樋口先生

早速のご返答ありがとうございます。私の分析では保育者の考え方ごとの
特徴を対応分析をもちいて明らかにしようという意図がありました。
プロットされる位置は考え方の類似性を表しているという解釈でよろしいでしょうか。
例えばA先生の意見は最初は右上にプロットされていたのに、データ数を
増やしたところ左下にプロットされてしまうことに疑問を感じていたのですが。
単にデータ数が増えたことで類似の考え方の他のDCFの先生の近くにプロット位置が
変わってしまったということですね。
プロット位置そのものによる解釈というより、類似性の比較のための位置関係
という理解でよろしかったでしょうか?
回答をお待ちしております。よろしくお願いいたします。


  [No.3442] Re: 対応分析のプロット位置について 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2018/01/10(Wed) 22:50:16

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

> プロットされる位置は考え方の類似性を表しているという解釈でよろしいで
> しょうか。

直接的には、使っている言葉が似ているかどうかを表わしています。具体的な
言葉を見ながら、「考え方が似ているかどうか」を推論していただく形になり
ます。

> プロット位置そのものによる解釈というより、類似性の比較のための位置関
> 係という理解でよろしかったでしょうか?

はい、結構かと存じます。対応分析は、コンピュータやOSが違えば、軸の正負
(上下左右)が反転するということも起こります。絶対的な位置ではなく、
(原点を含めて)お互いの位置関係が重要です。


  [No.3455] Re: 対応分析のプロット位置について 投稿者:黒田  投稿日:2018/01/18(Thu) 02:49:07

樋口先生

返事が遅くなり申し訳ございません。
丁寧な解説ありがとうございます。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。