こんにちは、樋口です。こちらこそご無沙汰しております。
リリースしたばかりのバージョンを早速お試しいただきありがとうござ
います。
さて、「閲覧できる形」と言えるかどうか微妙なのですが、多変量解析
の結果表示画面で「保存」ボタンをクリックして、「R Source」形式を
選んでいただきますと、Rに送られた全コマンドが保存されます。この
全コマンドの中には、データそのものと言いますか、データ定義コマン
ドと言いますかが含まれています。
例えば抽出語の「階層的クラスター分析」の場合、Rコマンドでは「d」
というオブジェクト内に入力データを格納しています。よって、保存し
たコマンド全体を一度Rで実行していただいた上で、以下のコマンドをR
で実行すると、入力データが「c:\temp.csv」にCSV形式で保存されま
す。このようにCSV形式で出力すると、比較的閲覧しやすいかもしれま
せん。
> write.table(d, "c:/temp.csv", quote=F, append=F, sep=",")
※拡張子が「.r」となっているファイルをRのConsoleにドラッグ&ド
ロップすると、ファイル内のコマンドをすべて実行できます。
ちなみにRはわざわざ別にインストールしていただかなくても、
kh_coder.exeがある所の「dep\r\bin\Rgui.exe」を実行(ダブル
クリック)すると、Rが起動します。
なお文書の「クラスター分析」だけは、このようにしてR用コマンドを
保存することができません。ただ、使っているデータは抽出語の「階層
的クラスター分析」に利用しているのとほぼ同一のものです。「ほぼ」
と言いますのは、以下のコマンドで転置(行と列の入れ替え)を事前に
行っているというだけの違いです。
> d <- t( d )
以上、ご参考になりましたら幸いです。