樋口様

いろいろお教えいただき、ありがとうございます。

ツール＞抽出語・対応分析を試みているのですが、
「推定または描画に失敗しました　・・・有限なxlimの値が必要です」と
表示されてしまいます。
別のファイルでやってみても、同じ結果となりました。

サンプル数が少ないため、最小出現数は４とし、現在の設定で布置される語の数は、「36」です。
それ以外は、マニュアルどおりの設定としています。

上記の表示が出て、OKを押すと、対応分析のウィンドウが自動的に閉じます。

お忙しいところ恐縮ですが、解決策がございましたらお教えいただきたく、よろしくお願いいたします。

森田＠京都

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

チュートリアルに載っている漱石「こころ」の対応分析は、チュートリ
アル同様の結果が出ましたでしょうか？ もしこちらは正常に結果が出る
ということでしたら、入力データに何らかの原因があるのかもしれませ
ん。もちろん、特定の形のデータを入力した場合にのみ発現するような
KH Coderのバグの可能性もありますし、対応分析・プロットが不可能な
形状のデータ／オプションが指定された可能性もあります。

この場合、どんなデータを入力されたのかが分かりませんと、ちょっと
何とも申し上げられないところがございます。データをお送りいただき
ますとともに、どんなオプション選択をされたのかをお知らせいただく
ことはできますですでしょうか。オプションについては、「クロス表
の種類」を含めて、すべてのオプションについての情報が必要です。


ただ、生のテキストデータを送付することには通常は抵抗がおありかと
存じます。若干手順が増えてしまいますが、必要最小限のRコマンドだ
けを取り出して、お送りいただくことも可能です。この手順は以下のよ
うなものです。

0. KH Coderを終了する

1. KH Coderをインストールした場所の「config」フォルダ内にある、
「coder.ini」ファイルを開き、「r_plot_debug 0」という箇所の「0」
を「1」に変更して上書き保存　※「coder.ini」はメモ帳等のテキスト
エディタで開くことができます。

2. KH Coderを起動してエラーが出る操作（対応分析）をもう一度行う

3. 分析対象ファイルがある場所の「coder_data」フォルダ内に、「分析
対象ファイル名_word_corresp_1.r」といった、「.r」で終わる名前のフ
ァイルが（場合によっては複数）作成されているので、これらのファイ
ルを送付

この方法ですと、「分析対象ファイル名_word_corresp_1.r」をメモ帳等
で開けばお分かりいただけますように、必要最小限の情報のみにな
ります。

上記いずれかの方法で、データを拝見させていただけましたら、原因
を調べられるかと存じます。ご検討いただけましたら幸いです。