こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。
詳しくは、前掲の書籍のきちんとした解説をご参照いただければと存じます。
> 土田昭司・山川栄樹 2011 『新・社会調査のためのデータ分析入門――実証
> 科学への招待』 有斐閣
強いてごく短く書かせていただきますと、検定とか有意差とかいうものは、差
があるかどうかだけを判断するものです。差が大きいか小さいかを判断するも
のではありません。
したがって、カイ2乗検定では(小さな)差があったと判断されても、他の手
法では「大差なし」と判断されることはあり得ます。
また共起ネットワークの側でも、どの程度弱い共起まで線で描画するかによっ
て、結果は大きく変るでしょう。「描画する共起関係の絞りこみ」でJaccard
係数として、0.1〜0.2程度の値を指定すると、検定の結果と共起ネットワーク
とが比較的近づくかもしれません。