Re: ジャッカードの類似性測度から多次元尺度法へ (HIGUCHI Koichi) KH Coder 旧掲示板
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  [No.17] Re: ジャッカードの類似性測度から多次元尺度法へ 投稿者:   《URL》   投稿日:2002/12/16(Mon) 04:19:47

こんにちは。こちらこそお世話になります樋口です。
少し時間が経っているので、すでに解決されてしまったかもしれませ
んが、とりあえず答えられる範囲で答えさせていただきます。

> 変数が3つしかないために、プロットで表記される点も3つ
> しかでません。これはどのようになさっていますでしょうか。

本来は変数が4つあって、4つの点をプロットしたいのに、3つしかプロ
ットされないということですよね?
MDSを行う場合、「ツール」=>「コーディング」=>「コーディング結果
の出力」=>「SPSS」で、データを書き出し、SPSS上でジャッカードの
類似性測度の計算・MDSを行っておりました。

ただ、注目したい変数が3つか4つの場合、MDSを行うべきかどうかは微妙なところだと思います。
3(ないし4)つの間を線で結び、類似性測度の値を線の脇に書き込んだ
図を自作した方が、見やすいかもしれないということです。

(あと、手元のSPSS10.1では変数が3つとか4つとかだと、警告を出す
だけで、2次元のプロットはやってくれなかったように記憶しておりま
す。)

> さらに、それぞれのコードが別のコードに対してどのような関係に
> あるのかという一覧表を数値で得るために下記のような表に並べ変え
> てみました。

ひょっとしたら、書き込んでいただいた表をエクセルにコピーすると
きに失敗したのかもしれませんが、対角線上のセルは空白にする(あ
るいは1にする)のが一般的な形だと思います。

上述のようにSPSS上でジャッカードの類似性測度の計算を行えば、一
般的な形の表が出力されますので、ご参考になるかと思います。
(SPSS10.1では「分析」->「相関」->「距離」を使います。ここで
「距離の計算」を「変数間」に、「測定方法」を「類似度」・「2
値」・「Jaccard」にします。)

> それが可能な場合、平均を出すことに意義がありますか

「平均が他と比べて小さいと言うことは、他のコードとの関連が全般
に小さいようだ」といったことが読みとれると思います。
(ただ、最終的なアウトプットとしてこれを用いている例は、少ない
と思います)
また、平均が明らかに小さいコードなどは、おそらくMDSを行うと離れ
小島としてプロットされ、平均が大きいものは密集地帯にプロットさ
れると思います。

> もう1点、出力すると「数値はジャッカードの類似性速度」という
> 表示が出ますが、これは測度ですね。

結構恥ずかしいバグが残っていましたね。。。
ご報告ありがとうございました。


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