Re: 対応分析か主成分分析か [11/09追記] (HIGUCHI Koichi) KH Coder 旧掲示板
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  [No.1870] Re: 対応分析か主成分分析か [11/09追記] 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2014/11/07(Fri) 17:23:54

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

私の個人的な選択としては、先に挙げたような文献を見るに、対応分析ないし
はIII類で良いかなと考えています。語やコードのようにカテゴリカルなもの
(を数えた値)を扱っているためです。わざわざそういうデータ向けに考えら
れた手法として、対応分析ないしはIII類があるのなら、そちらで良いかなと。

一方で、量的データと見なすことや、そう見なして主成分分析を使うことに明
白なメリットがある場合は、それも十分あり得るかと存じます。ただ、私自身
については今のところそうしたメリットについて確信が持てていませんので、
主成分分析は用いていませんし、またKH Coderの機能としても備えていません。


読み落としていたのですが(すみません!)、こうしたデータを量的データと
見なされる場合には、お書きいただいたように、主成分分析も有力な選択肢と
なるでしょう。この場合は、分析手法の考え方や特性であったり、研究分野の
慣例であったりをもとに、ご選択いただくことになろうかと存じます。

一例としては、研究分野によっては、単純な出現回数を使って分析するのでは
なく、「1000語あたりの出現回数」といった形に直してから分析することが多
いようです。この場合には、データが整数ではなくなるという事情もあって、
対応分析ではなく主成分分析になるようです。


どの程度お答えできたか分かりませんが、ひとまずのご返信までに。


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