初めまして。アンケートの分析にKH Coderを活用させて頂いています。
最近、抽出語と外部変数に関する共起ネットワーク図が期待通りに得られてないことに気づきました。
私の誤解かも知れないのですが、質問させて頂きたくよろしくお願いいたします。

質問は、語と外部変数の共起関係の定義づけです。
私は、抽出語とそれを含む文書に割り当てられた外部変数の値が、
抽出語と外部変数の共起関係であると理解していました。

例えば、以下のようなテストモデルを考えます。

ＩＤ　　外部変数　テキスト
------------------------------------------------
文書１　選択肢Ａ　コンパスで方位を調べる
文書２　選択肢Ｂ　鉛筆に定規とコンパスを準備する
文書３　選択肢Ｃ　地図を持つ

このモデルで、選択肢ごとの特徴語を図示したいと、語と外部変数の共起ネットワーク図を作成すると、
文書２の抽出語（鉛筆、定規、コンパス、準備）は、それぞれが外部変数すべての値と共起関係を示す線で結ばれてしまいます。
さらに、その他の抽出語も選択肢ＡとＢの２つと共起関係の線で結ばれてしまいます。
複数の外部変数値と共起関係を持つ語はコンパスだけになるはずだというのが、私の理解だったのですが、
語と外部変数の共起関係はどのように算出されるのでしょうか？

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

これはKH Coderのバグでした。申し訳ありません。「語 ― 見出し・外部変数
」の共起ネットワーク作成時に、実際に存在するedgeの数を上回る「描画数」
を入力すると、本来は存在しないedgeまで描画してしまうというバグです。

ご提供いただいたテストデータの場合ですと、実際に存在するedgeの数は9で
すので、「描画数」として9以下の値を入力していただくと、正常な描画にな
ります。しかし（デフォルトの「60」を含めて）9を超える数を入力すると、
本来は存在しないedgeが描かれてしまいます。

なお、このバグは「語 ― 見出し・外部変数」を選択した場合にのみ生じるバ
グで、「語 ― 語」の場合には影響がありませんでした。

このバグを修正したバージョンを2.beta.32aとして公開しております。よろし
かったらご利用ください。

おかげさまで、また1つバグを修正することができました。またテストデータ
をご提供いただけたことで、非常にスムーズにバグの確認と修正を行なうこと
ができました。心より感謝申し上げます。

樋口先生、ご返答ありがとうございます。
小さなサンプルで実行すると、うまくいかない事があったということですね。
あわせて、早々に修正版を公開していただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
今後ともよろしくご指導お願いいたします。