お世話になります樋口です。 書き込みありがとうございます。 ご質問のご主旨については、把握しているつもりでいましたが、開発者の悪い 癖(?)で、つい機能追加の方向へ頭が動いてしまったものとご理解下さいませ。 分析方法論という点についてですが、通常、私が分析を行う際には、 ・進められるところまでは多変量解析(テキストマイニング)で進めて、 ・どうしても人間の判断が必要な部分でコーディングルールを作る という方法を試みます。したがって、コードを大量に作るということは、あま り考えていませんでした。 私がKH Coder製作時に想定していた分析方法とは異なる進め方で、松川さんが 分析を行われているのは確かです。ですが「異なる方法での分析(それ自体) が悪いことだ」などとは言えるはずがございませんし、言うつもりもございま せん。むしろ、いろいろな方法が試みられてこそ、分析方法&ツールが発展す るものだと思います。 その上で、先に書きましたように、共起"のみ"で関連を見ることは望ましくな いように考えられました。ですが、コードを大量に作って関連を見るというこ とそのものについては、あからさまな問題があるとは考えられません。 松川さんが行われている分析の方法について、今私が申し上げられることは、 この程度までかと考えられます。加えるならば、現在までに書き込んでいただ いた内容を拝見する限り、分析結果(を含む論文)を拝見させていただける日 が大変楽しみに思われます。 > > # この用途であれば、必ずしもJaccard係数でなくても、例えばカイ2乗検定の > > # 結果も良いかと思われます。KH Coderでは計算できないので、統計ソフトお > > # 使いいただかねばならず、面倒になってしまいますが…。 > > ここでいう「カイ2乗検定」とは,「語Aの生起:0,1」×「語Bの生起:0,1」 > で2×2のクロス集計表を作成したときの独立性の検定という意味ですか? はい、あくまで"例えば"ですが、互いに独立・無関連かどうかを見ることは できるだろう、と考えました。 品詞の設定については、プロジェクト作成時に設定が(プロジェクトに)に 渡され、以降、そのプロジェクトの品詞設定が変わることは無いという仕様 になっております。プロジェクトを「名前を付けて保存」して、保存したフ ァイルを他のPCのKH Coderで開けると便利かもしれませんね。 実装できるかどうかはまた別として、ご要望または独り言(?)は貴重です。 どんどんお寄せ下さい。 どうぞよろしくお願いいたします。