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  [No.2466] 文量について 投稿者:斎藤  投稿日:2016/04/26(Tue) 15:55:27

樋口耕一様

初めて質問させて頂きます。
私は現在大学で内容分析で研究を行おうとしている者です。

基本的な質問なのですが、KH-Coderで用いるテキストの分量(何語以上など)において、最低限必要な量はございますでしょうか。研究で用いる資料のテキスト量があまり多くはないため、研究の質が低下してしまうのを懸念しております。

何卒宜しくお願い致します。


  [No.2468] Re: 必要なデータの量について 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2016/04/27(Wed) 14:08:40

こんにちは、樋口です。

確かに多くの方が気になさっているであろう点で、なぜ今まで「よくある質問
(FAQ)」コーナーに無かったのかと不思議に思うくらいです。書き込みあり
がとうございます。

あまり明確な基準はないのですが、大まかな目安として、以下のように考えて
います。


まず、「手元のデータを記述したい、理解・解釈したい、そこから仮説を考え
たい」といった場合には、データの量を気にする必要はほとんどないでしょう。
データが少なくても問題ありません。

強いて言えば、A4用紙に1枚くらいのデータだと、全データを論文に添付して
しまえば良いので、計量テキスト分析など不要ということになってしまうか
もしれません。ただし、かなり少ない量のデータであっても、計量テキスト
分析を使った方がデータの特徴がより明確になったり、より分かりやすく要
約できたりするケースもあるでしょう。こうしたケースでは、計量テキスト
分析を使う意義が十分にあると思います。

頻出語のリストに加えて、たとえば共起ネットワークや対応分析は、こうし
た考え方で使用できる記述的な分析手法と言えます。


次に、単に文章データを整理・要約するだけでなく、オーソドックスな統計
的分析を行ないたい場合、とくに統計学的仮説検定を行なって有意かどうか
を調べたい場合はどうでしょうか。オーソドックスなカイ二乗検定を行なう
ような場合ですね。この場合は、手元のデータを記述するだけでなく、手元
のデータをもとにして推測(検定)を行なうことになります。

こうした場合、アンケートの教科書(社会統計学系のもの)を見ていると、
本によって違う数字が出ていますが、だいたい50人から100人の回答者が必要
と書いている教科書が多いようです。

計量テキスト分析の場合もおおむね同程度と考えると、新聞記事であったり、
そこそこ長さのある自由記述だとすると、50件から100件はあった方が良いの
かなと考えています。その他の種類のテキストですと、だいたいこれに準じ
る量が1つの目安になるでしょう。


  [No.2471] Re: 必要なデータの量について 投稿者:斎藤  投稿日:2016/04/28(Thu) 10:41:41

樋口様

御返信有難うございます。
早速、試してみます。
これからも宜しくお願い致します。

斎藤