大変差し出がましいことですが,意見を投稿いたします.
>期待度数が5未満のセルが全体の15〜20%の場合,許容範囲とする見解があるようですが,
それが25%だったりする場合は,そのχ二乗検定において有意差がでていても意味をなさないということになるのでしょうか。
IBM Knowledge CenterでのSPSSのヘルプから一部抜粋しております.
-カイ 2 乗検定では、非常に低い期待度数 (5 未満) が含まれているセルがテーブル内にある場合、カイ 2 乗検定に関連付けられている p 値にゆがみが生じる可能性があります。
Fisher の正確確率検定
カイ2乗検定を適用できる行と列の数には制限はありませんが、カイ 2 乗検定で得られるのは推定確率値のみです。2つのデータ行と2つのデータ列からなるテーブル (またはテーブルのセクション) では、より正確な検定として Fisher の正確確率検定 があります。この検定では、テーブルの正確な確率値が得られます。
Fisherの正確確率検定から返される値は両側検定でのp値であり、有意に高い結果および有意に低い結果を区別しません。-
査読者の方からの指摘でしょうか,クロス集計表の件につきましては,
χ2では期待値の点から言いますと,一般的に限界があると言われているので,
1.Fisherの正確確率検定を使うか.
2.期待度数 (5 未満) が含まれているセルがテーブル内にないので,χ2でやりました.とその証拠としての表の説明
3.期待度数 (5 未満) が含まれているセルがテーブル内にあるけど,それでもχ2で結果を求めた理由もしくは,限界を踏まえながら考察する.
のどれかではないでしょうか.という様に考えました.
Fisher の正確確率検定で,ご指摘を受けられた点がクリアできるのなら,ご検討ください.
それと,まったく見当外れの事を私が申し上げているようでしたら,そのままご放念ください.