こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。
個別のメールには(内容とタイミングによっては)しばらくお返事できない場 合がありますので、今回のように掲示板に書き込んでいただくと助かります。
さてご質問についてですが、コーディングの結果は0と1の2値変数になります。 「加害」というコードが与えられていれば「1」、与えられていなければ「0」 という2値変数です。したがって、作成したコードの数だけ2値変数が作成され ます。
添付していただいた表では、コードの数が5つありますから、5つの2値変数が あるわけです。そして、その5つの2値変数と、外部変数とのクロス集計を行っ ているわけですから、5つクロス集計表を作成しているのです。
「外部変数とのクロス集計」も「章・節・段落ごとの集計」でも、表の形は同 じです。また計算式も同じです。よって、ここでは漱石「こころ」のチュート リアル(khcoder_tutorial.pdf)の図10を例とします。ここで添付の画像をご 覧下さい。添付の画像の左側はSPSSで作成した一般的なクロス集計表です。添 付の画像に示したように、一般的なクロス集計表の一部(主要な部分)を取り 出して、KH Coderでは1列に表示しているのです。お分かりいただけるでしょ うか?
つまり、添付していただいた表は、全体で1つのクロス集計表ということでは ないのです。5つのクロス集計表なのです。より正確には、5つのクロス集計表 から主要部分を取り出し、要約したものなのです。
余談ですが、クロス集計を読むときにはパーセンテージに注目するのが定跡で す。その点、添付していただいた表にはパーセンテージがありませんので、や や不親切な感があります。どこかに発表されるのであれば、パーセント表示を 追加されることがお勧めです。
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