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  [No.1135] ファイルチェックのエラーについて 投稿者:川端  投稿日:2012/10/12(Fri) 22:37:01

樋口先生

ツリーが長くなってしまったので新しくこちらに投稿します。
以前は問題なくできていたのですが、前処理の「分析対象ファイルのチェック」ができなくなりました。

具体的には
X Error of failed request: BadValue (integer parameter out of range for operation)
Major opcode of failed request: 45 (X_OpenFont)
Value in failed request: 0xa000e0
Serial number of failed request: 4117
Current serial number in output stream: 4118
というエラーが出ています。

前処理は問題なく実行できました。

よろしくお願いします。


  [No.1137] Re: Macでの日本語表示 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/10/12(Fri) 23:52:19

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

これはKH Coderが発しているエラーではなく、どうもX11のフォント環境が十
全でない場合に発生するエラーのようです。

ネットを検索してみますと、xfsやX用のフォントをインストールすると直ると
いう話や、OS Xに付属のX11からXQuartzに乗り換えると直るなどの話がありま
す。


KH Coderのメニューから「プロジェクト」「設定」と進み、下の方の「フォン
ト設定:」の「変更」をクリックしてみて下さい。日本語フォントっぽいもの、
あるいはヒラギノ関係はリストアップされているでしょうか。もしリストアッ
プされていれば、そうしたフォントを選択して再起動することで、状況が改善
するかもしれません。

リストアップされていなかったり、改善しなかった場合は、Xのフォント環境
整備を試みるほかなさそうです。私が自分で設定を行ったのは随分前のSnow L
eopard上のX11 & Finkなので参考にならないかもしれませんが、freetype、xf
t、fontconfig、xfonts、xfontpathなどのパッケージをインストールした記憶
があります。


  [No.1139] Re: Macでの日本語表示 投稿者:川端  投稿日:2012/10/15(Mon) 13:20:56

樋口先生

回答ありがとうございます。
フォントの設定についていろいろ調べましたがよくわからず、少し見づらいですが結局リストアップされていたゴシックに設定して利用することにしました。


  [No.1141] Re: Macでの日本語表示 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/10/15(Mon) 13:47:24

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

ゴシックを選択することでエラーが無くなるようでしたら、ひとまずはそれで
良いのではないかと存じます。フォントサイズを調整すると、多少見やすくな
るかもしれません。※ビットマップフォントの場合、デフォルト以外のサイズ
では著しく見づらくなる場合がありますので。


なお蛇足ながら、もし、freetypeその他のソフトや日本語フォント(さざなみ
フォントやIPAフォント等)をインストールされているのに上手くいかない場
合には、Perl/Tkのインストール(コンパイル)をやり直されると良いかもし
れません。特に、最初の「perl Makefile.PL」でXFTが見つかって有効になっ
ているかどうかがポイントだと思います。


  [No.1142] Rのエラー 投稿者:川端  投稿日:2012/10/15(Mon) 17:11:19

樋口先生

今度は、対応分析や共起ネットワークの分析の際に、
「Rを用いた推定または描写に失敗しました。」とエラーが出ます。

khoder起動時に


(Maybe you should just omit the defined()?)
R Version: 2.15

と表示されているのでRは起動できていると思うのですが・・・

ターミナル上に表示されているエラー箇所はこの辺りでしょうか・・

Data matrix for R: 525 words x 31 docs
Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Sleep and Retry!
Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Retry: 8
Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Sleep and Retry!
Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Retry:
R(10954,0x7fff781e3960) malloc: *** error for object 0x103ac5608: incorrect checksum for freed object - object was probably modified after being freed.
*** set a breakpoint in malloc_error_break to debug
sh: line 1: 10954 Abort trap: 6 /usr/bin/R --slave --vanilla < start.r > output.log
Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Sleep and Retry!
Statistics::R::Bridge::pipe::read_processR, Retry:

0 wallclock secs ( 0.02 usr + 0.00 sys = 0.02 CPU)
Data matrix for R: 121 words x 1 docs

0 wallclock secs ( 0.01 usr + 0.00 sys = 0.01 CPU)
Data matrix for R: 121 words x 1 docs

よろしくお願いします。


  [No.1143] Re: Rのエラー 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/10/15(Mon) 18:35:29

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

> 「Rを用いた推定または描写に失敗しました。」

この画面には、何かエラーメッセージが付いていなかったでしょうか? この
画面は何度か出る場合が多いと思うのですが、特に最初に出た画面に付いてい
るメッセージが重要です。これをお教えいただけると、解決に近づけるかもし
れません。

> Data matrix for R: 121 words x 1 docs

抽出語数が「121」というのは良いとして、文書数が「1」ですと統計計算がで
きないのでエラーになると思います。文書数が「1」を越えるような設定で分
析を行っていただく必要があります。

KH Coderは改行によって「段落」を区切りますので、データ中に改行が複数あ
るならば、「集計単位」として「段落」を指定していただくのが一手でしょう。


  [No.1144] Re: Rのエラー 投稿者:川端  投稿日:2012/10/16(Tue) 13:39:59

樋口先生

Rを用いた推定または描写に失敗しました
<simpleError in if (min(d4l)<1) { d4l <-
as.dist(shortest.paths(n2,weights = NA))}:
TRUE/FALSE
**************>
*の部分は文字化けしています。

Rを用いた推定または描写に失敗しました
<simpleError in i.parse.plot.params(graph,list(...)):
**************>

Error in kh_coderのウィンドウが開き、

Error: Can't use string("0")as a HASH ref while
"strict refs" in use at
/Users/***/kh_coder/kh_lib/plotR/network.pm
line 280.

このようなエラーが出ています。
よろしくお願いします。


  [No.1145] Re: Mac・LinuxでのR設定 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/10/16(Tue) 17:12:19

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

お書きいただいたのは共起ネットワークのエラーであろうかと拝察いたします。
共起ネットワークについてはigraphパッケージのバージョンが関係しまして、
少しややこしいところがあります。Rに関しては、もう少し基本的なところか
らご確認をいただければと存じます。

[段階1] まず、メニューから「ツール」「抽出語」「記述統計」「出現回数
(TF)の分布」とたどっていただき、「プロット」ボタンをクリックしてみて
ください。これでプロットが表示されれば、Rによる基本的なプロットはOKで
あることが分かります。

[段階2] 次の段階として、漱石「こころ」チュートリアルをフォローしていた
だき、p. 12の図18のような対応分析が行えるかどうかご確認ください。

「こころ」のデータはこちらです:
http://khc.sourceforge.net/kh_tuto.html

[段階3] 漱石「こころ」データで、共起ネットワーク(集計単位は「段落」)
が作成できるかどうかご確認ください。もし段階2までは上手くいったのに、
ここで詰まる場合は、Rを単独で起動し、以下のコマンドを実行して結果をお
知らせください。

> library(igraph)
> sessionInfo()

以上の[段階3]までクリアすれば、あとは必要に応じてRのパッケージをインス
トールするだけで、クラスター分析・MDS・自己組織化マップの作成を行える
はずです。


  [No.1146] Re: Mac・LinuxでのR設定 投稿者:川端  投稿日:2012/10/16(Tue) 17:35:04

樋口先生
こんにちは。
試してみましたが、[段階2]で詰まりました。
まず、チュートリアルには「集計単位」は「H1」とあるのですが、「段落」と「文」しかありません。

Rを用いた推定または描画に失敗しました
<simpleError in library(word cloud):"wordcloud" ここから文字化け>
とエラーが出ます。

よろしく願いします。


  [No.1147] Re: Mac・LinuxでのR設定 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/10/16(Tue) 17:44:24

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

> チュートリアルには「集計単位」は「H1」とあるのですが、
> 「段落」と「文」しかありません

チュートリアルには「kokoro1.txt」と「kokoro2.txt」の2つが含まれていま
すが、このうち「2」の方が分析用です。「1」ではなく「2」をお使いでしょ
うか?

「2」をプロジェクトとして登録して前処理をしていただくと、おそらく「H1」
が選択できるのではないかと思うのですが...

> simpleError in library(wordcloud)

これについては、Rのwordcloudパッケージ( >= 2.2 )をインストールすると、
改善するかもしれません。


  [No.1148] Re: Mac・LinuxでのR設定 [追記] 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/10/16(Tue) 18:07:26

樋口です。追記です。

> 「2」をプロジェクトとして登録して前処理をしていただくと、おそらく「H1」
> が選択できるのではないかと思うのですが...

可能性としては、No.1115あたりの茶筌の設定が上手くいっていない場合、
「H1」が選択できないかもしれません。

「kokoro2.txt」を登録していても「H1」が選択できない場合は、茶筌の
設定を見直していただくと良いかもしれません。


  [No.1149] Re: Mac・LinuxでのR設定 [追記] 投稿者:川端  投稿日:2012/10/16(Tue) 21:20:15

樋口先生
ありがとうございます。段階2はうまくいきました。
しかし、段階3で詰まりました。

コマンドを実行した結果です。

> sessionInfo()
R version 2.15.1 (2012-06-22)
Platform: x86_64-apple-darwin9.8.0/x86_64 (64-bit)

locale:
[1] ja_JP.UTF-8/ja_JP.UTF-8/ja_JP.UTF-8/C/ja_JP.UTF-8/ja_JP.UTF-8

attached base packages:
[1] stats graphics grDevices utils datasets methods base

other attached packages:
[1] maptools_0.8-16 lattice_0.20-6 sp_1.0-1 foreign_0.8-50 igraph_0.6-2 wordcloud_2.2 RColorBrewer_1.0-5 Rcpp_0.9.15

loaded via a namespace (and not attached):
[1] grid_2.15.1 slam_0.1-26 tools_2.15.1

よろしくお願いします。


  [No.1151] Re: Mac・LinuxでのR設定 [追記] 投稿者:HIGUCHI Koichi  投稿日:2012/10/16(Tue) 22:07:28

こんにちは、樋口です。書き込みありがとうございます。

> igraph_0.6-2

igraphパッケージが「新しすぎる」のがエラーの原因です。0.6以降のバージ
ョンでは仕様が変わっている上にバグがあるため、KH Coderでは使用できませ
ん。

まずは現在のigraphパッケージを削除して下さい。R上で以下のコマンドを実
行することで削除できると思います。

> remove.packages("igraph")

次に、CRANのアーカイブから「igraph_0.5.5-4.tar.gz」をダウンロードしま
す。
http://cran.r-project.org/src/contrib/Archive/igraph/

そしてRのメニューから次のようなコマンドを入力することで、igraph 0.5を
インストールします。

> install.packages("~/Downloads/igraph_0.5.5-4.tar", repos=NULL, type="source")

※必要に応じてファイル名を変更して下さい。「~/」はホームフォルダをあら
わしますので、通常この部分は変更不要です。私の環境では、アプリケーショ
ン一覧の中で「R」ではなく「R64」の方でこの操作を行うと、KH Coderで共起
ネットワークを作成できるようになりました。

以上を行ってから、KH Coderで共起ネットワーク作成をお試し下さい。